大学の入学式がコロナウィルスに負けた。講義の日数を守ろうという大学の意思はコロナウィルスに踏みにじられたのだ。
…というのは置いといて、コロナウィルスの影響で、4月1日に予定されていたワシの入学式が開催二日前に中止になった。ぶっちゃけありえない。授業開始が1ヵ月も延期したことにより、春休みがまた1ヵ月増えることになった。この2ヵ月はワシのメンタルケアに費やされたのだが、この1ヵ月はもう少し有意義な事をして過ごしたいと思う。それこそ創作活動を本格化したりとか、ブログを積極的に更新したりとか。とりあえず、モニターアームの取り付けの記事をずっと書きたいと思っていたので3月の記事にする。
隙間だらけのクランプ
まずは黙ってコレを見てほしい。
コレはモニターアームのクランプである。奥の方が散らかってるのは気にしないこと。ワシの机は小学生のころから使っている(譲りモノ)お古の学習机で、脚も含めた全てが木製だ。ネジとかあるけど
木製の脚を支えるための幕板が張られているのだが、コイツがひじょーに邪魔なのだ。クランプが楕円なのでヨコにすれば少しはマシになるが、それでも幕板の所為でクランプが泣くことに。
モニターアームの重量は(モノにもよるが)大体3kgはあると言っていい。モニターも軽いモノでも2kgはあるだろう。こんな隙間だらけのクランプに立てられたポールにあんな重い物体を引っかけたらモニターは死ぬだろう。いや、もしかしたら机も死ぬかもしれない。下手したら命まで危ないかも。
GH-AMCA02というモニターアーム
2月23日にこんなモニターアームが届いた。グリーンハウスのGH-AMCA02。4000円ぐらい。パソコン購入時のドスパラポイント(約2万円分!)が贅沢を与えてくれたのだ。モニターアーム界だとコレでも安い方らしいが…ヒェーオソロシー
前段落の写真は商品のうちのクランプパーツだけクランプしたモノで、ポールすら取り付けていない。ポールだけなら取り付けてみたけど、まぁアームは無理だわなぁ…
このモニターアームについてダラダラ解説していると本筋から外れるのでギャラリーの掲載と取扱説明書へのリンク、あと重要そうな寸法関連に留めておく。下のリンクの公式サイトからGH-AMCA02の説明書をダウンロードできる。外形寸法もダウンロードできるのだが、クランプ部に欠けている情報があり…
取扱説明書ダウンロード | GREEN HOUSE グリーンハウス
※ポール単体の写真は諸事情で載せられなかった。ゴメンね!
クランプ部の寸法について
上記の通り、公式サイトから外形寸法図もダウンロードすることができるのだが、
興味のある人だけでいいのでクランプ部の寸法を見てほしい。そこには内部の高さしか書かれていないのだ。レイアウトの都合なのかはわからないが、机への取り付け可否にも影響する部分なので個人的には「取り付けに奥行110mm以上必要」で済ませるのは良くないと感じた。
説明書には「奥行110mm以上」と書かれているのだが、実際は天板の裏側に90mm以上余裕があればクランプ可能である。表側に関しては110mmどころか120mmは無いと厳しいと思われる。横には160mmも出っ張るので…
クランプのハンドルも80mm弱飛び出るので注意が必要。ハンドルが回せない状況になるとそもそも締めることができなくなる。
学習机に取り付けるためには
本筋から少しズレてしまったが、このままでは机にモニターアームを取り付けることができない。商品を注文する前からたどり着いていた一つの結論、ソレは…
よかった、これで解決ですね
…ってなるワケあるかぁぁぁッッッ!!!
- モニターを机の奥に配置できない
- ポールが死ぬほど邪魔
- 左手と左腕が不幸せ
- ケーブルが物凄く不幸
更にはこの机、木製の脚がデカいので側面で取り付けられる部分が手前にしか無いのだ。パソコンでの利用は流石に厳しい状態なので、奥に取り付けられる方法を考えることにした。
天板を延長しよう
この学習机だが、実は謎の棚がネジで取り付けられていた。パソコンにやさしくない構造で邪魔だったので外してしまったのだが、このネジ穴を使って天板を延長すればクランプの隙間も無くなり、モニターアームも問題なく取り付けられるのではないかと考えた。
このネジ穴は天板に4つ開いており、ネジ穴のサイズはM6。長いネジを買って木材の側面を貫通させて締めればいいのではとも考えたが、加工難易度と強度の関係で断念。適当な金具をネジ穴で固定すれば良いのではという考えに至り、M6に適合するものを探していたら…
ありました。1個250円越えのリッチ仕様。
19U333-3という型番。1コ256円!U型金具と検索すると出てくるTRUSCOのモノとは異なるようだが、寸法は同じ。近所のホームセンターに売っていなかったので遠くのホームセンターまでチャリで走ることに。
ちなみに、この机の天板の厚さは25mm。
材料
- 面取りパイン集成材 340*60*24
- 面取りパイン集成材 90*60*24
- U型金具 27*27 2コ
- 超極低頭小ねじ M6 20mm 2本
- プラ板 0.5mmで適当なサイズ
プラ板は撮影後に追加したモノなので写っていない。
作り方
木材は900*60*24のパイン集成材を購入し、ホームセンターのカットサービスを利用してカットしてもらった。
次に、U型金具にM6の低頭ネジを通し、机のネジ穴に固定。低頭ネジを採用したのは木材の出っ張りを少しでも抑えるため。
U型金具に340*60*24の木材を挟む。金具の内部寸法は高さ23mmと本来なら足りていないのだが、パイン集成材が柔らかかったためか、力を入れて差し込むで挟むことに成功。面取りの木材を使ったのは差し込みやすくするため。
ネジ無しで挟むだけで固定ができているので見ていて強度が心配になるが、記事を書いている時点でコレといった以上は見られない。
クランプする箇所の下に90*60*24の木材を置いてそのまま挟めば一応出来上がり。だが、机の厚さは25mm、木材の厚さは24mmである。ホンの僅かではあるが、机の天板と延長箇所で僅かな段差が生じる。安定性を重視して、余っていたプラ板で隙間を埋めることにした。
奥行のみ延長天板に合わせ、横幅は切れ端の分をそのまま持ってきた。クランプに収まったのでコレでヨシ。表側にのみプラ板を挟んだが問題はなかった。やっぱりパイン集成材は塗装なしでも綺麗だぁ…
使い心地について
モニターアームそのものではなく、延長天板にモニターアームを配置した事に付随するものになるが、
- 側面固定時と比べるとポールが揺れやすい
- 金具で挟んだだけという固定方法の関係で、もしかしたら強度が心配かも
- 金具と干渉する箇所は取り付けられない
といった感想である。
天板の左側にある残りの2つのネジ穴にも天板を取り付ければモニターアーム以外でも役に立つのは間違いないだろうが、U型金具が割と高額で、2コで500円を超えるシロモノだ。モニターアーム用に買う分には問題なかったが、拡張用だと中々キツいモノがある。モニターに設置する物置きなどは結構高い(2000円ぐらいしたような…)ので、それと比べたら安くはあるのだが…。延長天板と同じサイズの木材も予備としてカットしてあるのでいつか使うと思う。
かかった費用
材料名 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
パイン集成材 910*60*24 | 437円 | 木材カットを利用 |
木材カット3回 | 66円 | 1カット22円 |
U型金具2コ | 512円 | 1コ256円 |
超極低頭小ねじ 3本入り | 173円 | ナットとワッシャーが3コずつ付属 |
ダイソーPPシート 0.75mm | 0円 | 定価は税別100円 |
合計金額 | 1188円 | モニターアーム含まず |
※申し訳ないですが、金具の正確な購入価格を忘れてしまいました。レシートが残っていれば参照できるんですが…→Googleの検索履歴から出土しました。税込256円です。
やっぱり金具がぶっちぎりで高い。クオリティは本物だと思うが、ワシの性格だと高く感じてしまう。元も子もないことを言えば、ワシのように天板の後ろにネジ穴が開いているような机を使っている人はかなり少ないと思うので、参考になるかどうかはわからないが、わざわざこんなブログを読みに来ている皆様の役に立てたら嬉しいと思う。
オマケ ~モニターアームの使用例とか~
beatmania IIDXで立ち環境
GH-AMCA02はガススプリング式なので高さの調整が容易にできる。コレを利用して簡易立ち環境を作ってみた。専用コントローラーの置台は部屋にあったキャスター式の引き出しを利用している。いうまでもなく、激しいプレイだと引き出し自体が揺れるのであんましおススメしない。机に適当な台を置いてそこに専コンを置くのが良いと思う。
写真の9th Styleはパソコン用のPS2エミュレーター「PCSX2」を使って動かしている。INFINITASは高すぎるしなぁ…
スーパーマリオ オデッセイのスナップショットモード
スーパーマリオ オデッセイのスナップショットモードには画面回転機能があり、スマホ向けのスナップショットも撮影できるようになっているのだが、縦画面でのプレビューをモニターでしてしまおうという発想である。ただ、マリオデ自体は縦画面に対応しておらず、スナップショットモードの操作説明も横画面用しかないのが残念なところ。まぁ覚えたらいらないんだけど。
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